スネアを買ってみた。つか、少し売らないとスネアだらけになるので
近日整理するにしてもだ.....。
衝動買いにも程があるってもんだ。まったく。
Black Nickel Brass
「1970年代の往年のブラックビューティーを彷彿させるブラックニッケルブラスを
発売するにあたり我々は、カノウプスのナチュラルブラスより芯が有り、且つ、
柔らかさも合わせ持つスネアドラムを製作するというポリシーで開発を進めました。
その結果、ブラスシェルの厚みを0.2mm増やし1.2mmにする事により音に芯を持たせ、
且つ、8テンションプレスフープでメローなサウンドを作り出す事に成功しました。」
とある。直接、店舗に出向き試奏をしてみたんだけど、Ludwig の Black Beauty よりも
Black Beauty らしく鳴ってます.....って感じかな。
実は、前々日に Black Beauty を鳴らす機会があったんだけど、意外にも芯が足りない
気がしたんだよね。ちょっとぼやっとしていて、ガツンってのが足りない感じ。
まぁ、Black Beautyの方は 6.5" って深さのせいもあったかもしれないけど.....。
おおよそ、Black Nickel Brass の方は、芯があって音が軟らかくて
中域がかなり出てる。クローズドリムショットしようもんなら
「スカコーン!!!」
ってかんじになります。オープンは、カンカンいいます。リムを咬ませないと、木胴スネアみたいに丸い、暖かい音がします。一番近いイメージだと、Ludwig Acrolite(アルミシェル)の音色を少し硬くして、音量と音圧を上げた感じかな。わかりにくいか....。
ところでブラス(真鍮)という素材ですけど、シンバルにも使われていて、高域が良く延びる半面、倍音も良く出ます。又、Steel に比べると、今度は軟らかいので中域が良く出ます。
全般的にかなり明るめの音なので、やもすると、馬鹿みたいに鳴っちゃうからバンドメンバーに怒られた、あるいは喧嘩した後、大抵は音を抑える方向になります。
ところで、Black Nickel Brass と Black Beauty は、共にブラス素材にニッケルやクロムめっきを施した製品です。見ためもきれいだし、なにより錆びにくいので「装飾、防食」が目的だと思いますが、ニッケルやクロムような硬い素材がめっきされていたら音に影響しないでしょうか?
もし、めっき層がブラスの鳴りを抑える方向なら、つじつまが合うんだけど、めっきって元素材にかなり密着するはずだから、音を抑える方向「ミュート」になるんでしょうか?一緒に鳴ってしまうんじゃないだろうか?
そして、前述しましたけど、ニッケル/クロムめっき層も Steel に比べると硬度はかなり高いはずです。
これが、先の「芯がある」につながっているんでしょうか?良い音しているからいいのか?よい音が出るんだからそんなことどうでもいいのか?よくはないですね。ちょっと勉強が必要かもしれませんね。
あ、その前に少しスネア整理しないとね.....。